基礎看護学実習Ⅱが始まっています!
| 固定リンク 投稿者: kiuchi
こんにちは。看護学科の木内です。
今年は例年になく寒い日が続いていますが、体調を崩されていませんか。
受験生の方は、ここからがもうひと踏ん張りでしょうか。
本学看護学科の4年生も、1週間後に迫った国家試験に向けてラストスパート中です。
ところで、東京工科大には4年生の他にも、今頑張っている人たちがいます。
それは、看護学科2年生。
現在『基礎看護学実習Ⅱ』に取り組んでいます。
東京工科大学のカリキュラムでは、1~4年各学年で臨地実習が行われます。1年次は、入学後間もない5月に、『基礎看護学実習Ⅰ』があります。今回はそれに次ぐ、2回目の実習。2月中前半と後半に分かれて、2週間ずつ就職説明会にも来て下さった、
関東労災病院、東京労災病院、川崎市立川崎病院の3か所に分かれて実習をしています。
1月31日には、直前のオリエンテーションが行われました。
ユニフォームをはじめとする、身だしなみの確認も行われました。
左肩には、東京工科大学の刺しゅうが…。
これを背負って病院に行きます!
髪もきれいにまとめて…。
全体のオリエンテーションの後、グループに分かれて担当教員から病棟の詳しい説明を受けます。
この実習では、医療機関で入院治療を受ける1人の方を受け持たせて頂き、具体的な看護を計画・実施します。いわゆる、看護過程展開の実習です。学士過程でコアとなる看護実践力の育成、その実践の第一段階でもあります。座学で学んだ知識や、看護技術演習で身に着けた様々な援助を初めて実践する機会です。対象の方を総合的に理解し、その個別性に合わせた看護援助を行う…。文字にするとそれだけですが、これが、実に奥の深い学修です。対象を知るためには、自分自身を知っていなければなりません。自らを客観視でき、必要に応じて自分を変容させることも求められます。この自己の振り返りが、学生を大きく成長させてくれます。教員も、朝からつきっきりでそれぞれの学生さんの状況に応じた指導をしています。
対象の方の状況は、刻々と変化します。何よりも、患者さんはご自身の病気を治すために入院されているのであって、学生のためにいる訳ではありません。座学のように、自分のペースで進めることはできません。日中は慣れない病院のベッドサイド、夜は自宅に帰って必要な看護をエビデンスに基づいて実践するための学修。翌日の実践のために、必要な情報を整理しアセスメント、計画の立案。考えたことは、記録用紙に分かりやすく記載します。そしてまた、早朝から病院に向かう…。2年生は、連日本当に頑張っています。
今日で、前半グループが終了。来週からの2週間は、後半グループの番です。
2年生の皆さん、看護学生として、次の専門的なステップに進むために努力しましょう!
そして、老婆心ですが2年生の皆さんに一言。この実習が、実に多くの方々の支援によって成り立っていることへの感謝を忘れないでください。受け持ちをご承諾くださった患者さんやそのご家族はもちろん、実習を受け入れて下さっている各病院、指導者の皆さん、ずっと指導し皆さんを支えている澁谷教授をはじめとする基礎看護学の教員、各指導教員、アドバイザー教員。何よりも、ひとり一人の学生さんを支え見守って下さるご家族。多くの方の支援があってこの実習は成立しています。そして、その方々から力をもらっているんですよ。
この実習が終わると、看護学生としての決意を固める学生さんが多いです。そんな学生さんと共に学べることを教員一同、いつも励みにしています。
では、皆様インフルエンザには十分注意をして下さい。また、お目にかかりましょう
。