☆彡11/11 (土) 卒業研究発表会が行われました!
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こんばんは。kiuchiです。
今年も、残すところわずかとなって来ましたね。
今日は、去る11月11日(土)に行われた卒業研究発表会と、そこに至るプロセスについてご紹介します。
東京工科大学では、複雑化、高度化が進む医療現場に柔軟に対応しリーダーとなりうる人材を育成するため、知識・技術の学修、研究の指導を積極的に行っています。
看護学科では、東京工科大学の教育理念や3つのポリシーに基づき、4年次に卒業研究2単位が必修科目として位置付けられています。全員が、各自の研究疑問に基づき卒業論文をまとめて提出、その知見を共有することが必須の課題です。学生は、3年次の各論実習・看護研究の授業後、希望するゼミを選択し各看護学のゼミに配属されます。これは、第1回生から継続して行われている取組みです。
各ゼミ室には、PCやプリンタ、コピー機などが設置され、図書館の検索システムともオンラインでつながっています。もちろん、Wi-Fi環境もばっちり整っています!
団塊の世代が後期高齢者となる2025年問題を間近に控え、看護・医療・福祉ニーズは増大を続け、社会保障財政バランス崩壊の危機が指摘されています。厚生労働省は、その2025年を目途に地域医療構想を推進しています。これからの時代に生きる看護師には、「ひとの身体をみる力」、すなわちアセスメント力、高度な臨床判断力や実践力、さらには研究的視点が欠かせません。このような、社会的要請も視野に入れ日々の取り組みが行われているのです。
4年次は、授業に在宅・地域・公衆衛生看護学実習、就職活動とまさに多重課題に取り組む1年です。それと並行して、ゼミごとに教員の指導の元、自己の研究疑問を焦点化し、先行研究のレビュー、クリティーク、計画書の作成、倫理審査を経て、データ収集・分析、論文の作成をします。これらのプロセスは、決して容易な道のりではありません。
しかし、看護学科4年生107名の学生は、卒業研究を通じ看護における一連の研究プロセスを体験しました。前述の通りパラダイムシフトが進む看護・医療の場において、生涯にわたって看護学士・看護専門職として探究的視点で実践を続けていくための礎を築いたともいえます。看護学科教員にとって、このような努力を継続し卒業研究をまとめた学生たちは誇りです。
10月下旬に提出された論文は、ゼミごとに発表会を行い、11月11日の全体発表会を迎えました。この日は、各ゼミの代表者が発表を行い、それをゼミ生全員でサポートするハレの日です。実習中の3年生も、次年度の学修の参考に参加しました。ちょっと疲れていたと思いますが、4年生の姿を見て多くの刺激を受けていましたよ。
取り組まれたものは、質的なアプローチの文献研究、事例研究のほか、アンケート調査や介入の成果を測定した量的アプローチの研究など多岐にわたっていました。司会、座長をはじめ運営はすべて4年生が行いました。学生間の質疑応答も活発で、盛況のうちに発表会を終えることができました。
4年生の皆さん、お疲れ様でした。
3年生の皆さん、次はあなたたちの番です。
今日は、長い(ちょっと硬い)文章にお付き合いくださってありがとうございました。